膀胱炎の漢方薬6選を徹底比較

膀胱炎の体質改善のため漢方薬選びで迷うことって結構ありますよね?

お店にいっても膀胱炎の漢方薬なんて何種類もあります。

そんなときに参考になる目印になる症状を漢方薬別に書きます。

記事の最後の方には専門的な内容を記載しますので、違いだけ知りたいという方は最初の方をお読みください。

今回とりあげる漢方薬は膀胱炎のときに使う代表的な6種です。

1、膀胱炎の症状はさまざま

漢方薬選びに必要な情報は、漢方薬を服用される方の症状がとても大切です。

膀胱炎になると以下の症状がでてきます。

  • 頻尿
  • 排尿困難
  • 排尿痛
  • 残尿感
  • 尿混濁
  • 血尿
  • 膿尿

これらの症状によって膀胱炎ではないかと気づきます。

急性の膀胱炎であれば抗生物質による治療も効果的ですが、中には抗生物質は使いたくないという方や慢性膀胱炎であったり、体質改善を考えている方、抗生物質を使ったけど炎症はおさまったが症状は変わらない方は、漢方薬を検討されることが多いようです。

そんなときに上記の症状別に漢方薬を選ぶことになります。

2、膀胱炎の漢方薬の選び方

代表的な漢方薬をもとに症状別で選択基準を紹介します。

膀胱炎の症状の他に特徴的な症状を記載します。

  • 猪苓湯…のどが渇く、血尿などの出血がある。
  • 清心蓮子飲…胃腸症状がありイライラや抑うつ症状がある。
  • 竜胆瀉肝湯…がっちりしていて皮膚が浅黒い人によい。
  • 五淋散…尿意はあるが出が悪く、尿に血や膿がまじることが多い。
  • 八味地黄丸…下半身に脱力感があり、お腹に力が入らない。頻尿や夜間尿によい。
  • 五苓散…体の水分のバランスを崩し尿がでない。血尿はない。

これでだいたいの漢方薬は症状別に選ぶことができます。

3、専門的なこと

おそらく膀胱炎の症状は猪苓湯の選択で7割くらいはまかなえるのではないでしょうか?

猪苓湯は泌尿器系の疾患の第一選択になりやすいですよね?

でもふと思ったことが、猪苓湯には阿膠が入っていますよね。

阿膠は止血作用をもつ代表的な生薬のため血尿が症状の目印になるはずです。

しかし膀胱炎で漢方薬を買い求めにくる方で血尿の方はあまりいらっしゃいません。

ということは尿不利の症状を持っている方は、五苓散で対応できるのではないでしょうか?

猪苓湯と五苓散の大きな違いは、前者が利尿作用があり後者は利水作用があるところです。

尿を出すということはとても大切なことではありますけど、身体の水分のバランスが整わないような五苓散の証のようなときに利尿をしてもよいものでしょうか?

身体の中に、邪があることによって血尿や膿尿がでていて利尿することは大切ですが、邪がないのに利尿する必要はないはずです。

そんなときは、膀胱炎の漢方薬とは少し異なりますが、五苓散で水毒を改善しながら体質改善していくことが必要です。

尿を出すことは大切ですが、出ないからといって膀胱炎と判断するのは早いきがします。

膀胱炎の漢方薬の選択基準には、胃内停水、臍下不仁など脈・舌・腹候も詳細にいえばしっかりと把握する必要があります。

漢方薬を身近なものとするのであれば、誰でもわかりやすい特徴的な症状を把握していくことはとても大切です。